グラフィックデザイナーとライフオーガナイザーとInstagram「米粉のはなし」を運営しております、LINENです。
グラフィックデザイナーとしては、書籍の表紙がメインですが、ロゴや名刺・チラシを作ったり、その人が持つイメージを形にするのが得意です。写真の修正やコラージュ、最近はバナーやSNSアイコンも作ります。
ライフオーガナイザー(お片付けトレーナー)としては、只今修行中です。オーガナイザーさんが大好きで(いい人ばかり)この世界に入りました。
Instagram「米粉のはなし」では、米粉にまつわる情報を配信しています。我が家には食アレの息子がいるので、必然的にグルフリの知識が増えました。米粉の持つポテンシャルの高さに惚れ込み、勝手に広めようとしています。
♦︎ここからが本題です。
今日はちょっと暗いし重い話しかもしれませんが、同じ境遇のママに向けて書いてみたいと思います。
プロフィールにもありますが、我が家の長男は重度の小麦アレルギーです。
0才からずっとです。
基本的にポジティブな私でも、何度泣いたか分かりません。
毎日の食事作りの中で、小麦・卵・乳を除去することが本当に苦しかったです。
アレルギー物質を誤食したらどうなるの?
今日は疲れたし手抜きしようと、スーパーで買ったお惣菜を食べさせたばっかりに
アレルギー症状が出たことが何度かありました。
ハムやベーコンの加工食品の成分表の中の「乳成分」を見落として症状が出たり、、
「アーモンド」は大丈夫だから「くるみ」も少しならと食べさせたら唇がはれ上がり、、
自分が楽しようとしたり気が緩んだ時に限って事件はおこりました。
そんな時は正直(大袈裟な表現ですが)死にたくなるくらい辛かったです。
かなり自分を責めていたと思います。
アレルギー反応が出る時は段階があって、
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喉の奥が痒い
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目が痒い
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目の粘膜がゼリー状になって腫れる
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口びるがぷくっと膨れる
一番上の症状が軽く、下にいくごとにやや強い反応です。
お陰様でまだエピペン(アナフィラキシー補助治療剤)を使ったことはありません。
薬は常備しているのですぐに飲ませて対処できる時もあれば、
病院行きの時もありました。(点滴と吸入で落ち着きます)
2歳の時、小麦粉が混ざった笹団子を食べさせてしまい、息が苦しいと泣き叫び出した時は
大慌てで近所の小児科へ行って処置してもらったこともありました。
心のケア
食べることと同時に、心のケアも気になりますよね。
子供に「どして自分だけ、えーん」と泣かれたらママは辛いですよね。
でも、そんな時は一緒に悲しんであげてください。
受け入れてあげると子供は立ち直ってくれます。
ママを責めることはありません。
子供は案外自分の運命をしっかり受け入れているんです。
でもたまにはくじけそうになって、ママに聞いてもらいたいんです。
大人もそういう時ありますよね。
私は楽観的なので「小麦粉の代わりに米粉で何だって作れちゃうから大丈夫大丈夫!」と、
食べられないからってあきらめるんじゃなくて、ないのなら作ればいい、買えばいい、
解決策は必ずあるんだ〜!と常に明るく前向きに振る舞ってきました。
(偉そうに言っちゃってますが、実は家で作る方が家計に優しいというのも本音だったり。)
小学6年生になった今
あれから11年経ちました。
まだ小麦アレルギーを克服することは出来ていません。
身体は小さめではありますが、精神面では他の子と変わらず、すくすくと育ってくれています。
料理下手な私もさずがに除去することに慣れ、パンや焼き菓子、ある程度はなんだって作れるようになりました。
我が家の息子達が通う小学校は給食室があるので、除去食対応をしてくださるので本当に助かっています。
月に6〜7回パンや麺を持参したり、海鮮焼きそば、ピザトーストなどは家から作って持たせます。
ジョアの代わりは「キッコーマン 豆乳飲料 アシスト乳酸菌」。
バレンタインやクリスマス時期に出てくるケーキ系のデザートの時は
余裕があれば自宅で作り、ない時は「AEON アレルギー対応ケーキ」
(Allergy OK Food」さんの記事がとても参考になります。)
食物アレルギーがあるからといって学校で嫌な思いはしていないようです。
苦しさを乗り越えて生き甲斐に変わる
この10年振り返ると、私は両親や義母、周りの友人に本当に支えられてきました。
子育て仲間である友人達、これなら食べられるんじゃないかと買ってきてくれたり、
毎年バレンタインの時はハート型のおせんべいをプレゼントしてくれたり、
クリスマス、サンタさんブーツに長男も食べらるお菓子を詰め合わせてくれたり、
我が家は優しい友人に囲まれていて本当に幸せだなとしみじみ思います。
以前は『〇〇くん、色々食べられなくて可愛そうだね』という言葉に
いちいちひっかかったり、傷ついたりしていましたが
今では『心配してくれてありがとう』と心から思えます。
受け取る方の心に余裕がないと、ネガティブに捉えてしまうこともあるんですよね。
でも誰も相手を責めようと思って言ってるわけじゃない。
そこに気づけたらから今は何も怖くないし、米粉のパンやお菓子に詳しい人って思われて逆に得してます。
米粉の美味しさを広めたくて、2年前からInstagramも始めました。
もう少し色々余裕が出てきたら、全国の米粉のパン屋さんや洋菓子屋さん巡りをしたいなあと夢膨らませています。
最後に、米粉が小麦粉のように各家庭に当たり前にある日が来るのも、そう遠くはないと信じて
これからも米粉の美味しさを皆さんにお伝えしていきたいと思います。
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